2012年 08月 10日
[ 草の根報道記者の非日常 ] 公開された 東京電力のテレビ会議で 三号機は水蒸気爆発と 予想していた |
本来はもっと早くに公開されるべきであった、東京電力の福島第一発電所の事故に対応する、テレビ会議の様子が、ようやく、大幅に修正された形で公開されました。
ここで、見落としてはならないことは、福島第一原発の所長が、三号機爆発について、水蒸気爆発であろうと述べている点です。
公式には、フクイチでの全ての爆発は、確か水素爆発になっているはずです。ところが、三号機においては水蒸気爆発と現場の所長が推測して進言しているのです。
水蒸気爆発は、磐梯山の山一つを吹き飛ばした実績があるくらいに、何もかも吹き飛ばす物凄いエネルギーを持っていることから分かるように、三号機の建屋だけでなく、原子炉圧力容器はもちろんのこと、その外側の格納容器すら吹き飛ばした可能性を、否定出来なくなりました。
ところが、ことはそれだけでは済まないのです。このフクイチの三号機はMOX燃料といって、ウランだけでなく、プルトニウムを混ぜた燃料が使われており、その燃料棒が溶けて、つまりメルトダウンして、水蒸気が発生したと予想されるのですが、とすれば、ぶつぶつと煮えたぎった圧力容器の中にメルトダウンしたプルトニウムが溜まっていたことは、容易に想像出来ます。
そこで水蒸気爆発が起きるとどうなるか。溜まっていたプルトニウムは爆縮され、核反応が連続的に起こる核暴走、つまり、核爆発が誘発されてもなんら不思議ではないのです。
しかも、それを裏付けるヨウ素135の検出が、群馬県高崎市にあるCTBT放射性核種探知観測所で、記録されているのです。
ようやく公開された、東京電力のテレビ会議によって、政府および東京電力による不正の疑惑は、治まるどころか、ますます深まってしまいました。
この事故の責任の所在をはっきりさせない限り、目に見えない放射能との戦いは、終わることがないのです。
[ 全ての人に尊敬をはらい、ただのひとりにも媚びるべからず。]
======================================
ここで、見落としてはならないことは、福島第一原発の所長が、三号機爆発について、水蒸気爆発であろうと述べている点です。
公式には、フクイチでの全ての爆発は、確か水素爆発になっているはずです。ところが、三号機においては水蒸気爆発と現場の所長が推測して進言しているのです。
水蒸気爆発は、磐梯山の山一つを吹き飛ばした実績があるくらいに、何もかも吹き飛ばす物凄いエネルギーを持っていることから分かるように、三号機の建屋だけでなく、原子炉圧力容器はもちろんのこと、その外側の格納容器すら吹き飛ばした可能性を、否定出来なくなりました。
ところが、ことはそれだけでは済まないのです。このフクイチの三号機はMOX燃料といって、ウランだけでなく、プルトニウムを混ぜた燃料が使われており、その燃料棒が溶けて、つまりメルトダウンして、水蒸気が発生したと予想されるのですが、とすれば、ぶつぶつと煮えたぎった圧力容器の中にメルトダウンしたプルトニウムが溜まっていたことは、容易に想像出来ます。
そこで水蒸気爆発が起きるとどうなるか。溜まっていたプルトニウムは爆縮され、核反応が連続的に起こる核暴走、つまり、核爆発が誘発されてもなんら不思議ではないのです。
しかも、それを裏付けるヨウ素135の検出が、群馬県高崎市にあるCTBT放射性核種探知観測所で、記録されているのです。
ようやく公開された、東京電力のテレビ会議によって、政府および東京電力による不正の疑惑は、治まるどころか、ますます深まってしまいました。
この事故の責任の所在をはっきりさせない限り、目に見えない放射能との戦いは、終わることがないのです。
[ 全ての人に尊敬をはらい、ただのひとりにも媚びるべからず。]
======================================
by zushi53
| 2012-08-10 17:16
| 情報公開